原子力・エネルギー図面集

【6-3-11】放射線防護における線量の基準の考え方

ICRP(国際放射線防護委員会)は、緊急時の被ばく状況において、放射性物質により汚染された食品の摂取制限等に伴う健康リスクと被ばくによるリスクを考慮して、放射線防護の基準値を年間20~100ミリシーベルトとしている。福島第一原子力発電所事故では、緊急時の状況における基準で最も低い値である年間20ミリシ-ベルトを採用している。事故収束後の復旧期では、汚染による被ばく基準で最低の年間1ミリシーベルト以下まで戻すことを目標に、様々な方策で「合理的に達成可能なできる限り低い」被ばく線量を目指している。(2016年3月14日更新)

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