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除染で出る土などを保管する中間貯蔵施設とは?


ニュースがわかるトピックス

2013年4月23日


中間貯蔵施設は、福島県内で実施している除染で取り除いた土や草木、廃棄物などを保管するための施設で、福島県内に設置される計画です。これらの廃棄物などは、最終的には中間貯蔵開始から30年以内に福島県外で最終処分することを目標としています。最終処分するまでの間、集中的に管理・保管することから、中間貯蔵施設と呼ばれています。保管にあたっては、放射性物質の飛散や流出を防ぐため廃棄物などを容器に入れ、さらに土やコンクリートによって放射線をさえぎります。30㎝の土をかぶせることで98%、30㎝のコンクリートでおおうことで99%の放射線を防ぐ効果があるとされています。


施設の確保や維持管理は国が行い、貯蔵施設とともに、焼却や圧縮などによって廃棄物などの容量を減らす減容化施設や、減容化技術などの研究開発を行う施設などもつくられる計画です。また、安全確認のために周辺の放射線量や地下水の状況などが常時監視されることになります。


国は福島県双葉郡内の3つの町(双葉町、大熊町、楢葉町)に、中間貯蔵施設を分散して設置する考えですが、具体的な設置場所は決まっていません。設置場所を決める前段階として、まず現地調査を行うために、元々の地形や既存の施設が有効活用できることなどから、9カ所の「調査候補地」が選定されました。国では県や町の理解を得ながら、それぞれの場所で、水源や地質、地下水位、地盤の硬さなどを把握するための調査を行うこととしています。



参考:
環境省 除染情報サイト「中間貯蔵施設について」

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