福島第一事故情報

食品と放射線

体の中にある放射性物質



平常時でも、多くの食品にもともと放射性物質が含まれているため、私たち人間の体の中にもつねに放射性物質が存在しています。代表的なものは、カリウム40という放射性物質で、放射能が半分に減るまで約13億年かかります。カリウムは筋肉や神経の機能を正常に保つなど人間に欠かせない成分で、そのなかにはわずかにカリウム40が含まれています。


このほかにも、体内には炭素14、ルビジウム87、鉛210、ポロニウム210、セシウム137などの放射性物質が存在しています。その放射能は、体重60キログラムの日本人の場合で7000ベクレルほどになります。これは、体の中で1秒間に約7000個の放射線が出ていることを表します。


出典:原子力安全研究協会「生活環境放射線データに関する研究」
「原子力・エネルギー図面集」より


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