福島第一事故情報

原子力関連

非常用発電機とは



原子力発電所には、外部からの電源を失った時でも原子炉や使用済燃料を貯蔵しているプールを冷やせるよう、海水を汲み上げ循環させて冷やすためのポンプなどを動かす非常用発電機が多重に備えられています。しかし、東京電力(株)福島第一原子力発電所では、タービン建屋(原子炉建屋に隣接し、タービン発電機を収めている建物)の地下にある非常用ディーゼル発電機や、ディーゼル発電機を冷やす海水ポンプ、燃料タンク、電源盤などが津波の影響を受け、すべての機能を失い、原子炉や使用済燃料を冷やすことができなくなりました。


他の原子力発電所では今回の事故を踏まえ、非常用発電機の高台への設置や電源車の配備、海水ポンプの追加設置、防水壁の設置などに取り組んでいます。


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