福島第一事故情報
原子力関連
国際廃炉研究開発機構(IRID)とは
技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(略称:IRID<アイリッド>)は、将来の廃炉技術の基盤強化を視野に、当面の緊急課題である福島第一原子力発電所の廃炉作業を効果的・効率的に進めることを目的に、平成26年8月8日に発足しました。
(独)日本原子力研究開発機構や(独)産業技術総合研究所、メーカー、電力会社など、国内の17法人によって設立された組合組織で、組合員はもとより、原子力以外の分野からの技術の取り込みや海外の最新技術の取り入れなど、組織や国境を超えた連携によって、廃炉に必要な時間やコストの短縮を目指しています。
主な研究課題は、以下の通りです。
●「燃料デブリ※取り出し準備に関わる研究開発」
格納容器漏えい個所の特定や、原子炉建屋遠隔除染の技術開発など
●「使用済燃料取り出しに関わる研究開発」
プールから取り出した燃料集合体の長期健全性評価や、損傷燃料の処理方法の検討など
●「放射性廃棄物の処理・処分に関わる研究開発」
汚染水処理にともなう二次廃棄物の処理・処分技術の開発など
※燃料デブリ:燃料と炉内構造物の一部が溶融・固化したもの
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