福島第一事故情報
各号機の状況
事故への取り組みに関する工程表
更新日:2020年7月1日
事故収束まで(〜平成23年12月)
原子炉と使用済燃料貯蔵プールを安定して冷却できる状態となり、環境へ放出する放射性物質を抑制することなどを目標とするステップ2が終了しました。これを受け、事故の収束が宣言されました。
- 1〜4号機の対策と取組状況の表 ←クリックすると表が見られます
廃炉に向けて
廃炉作業は、使用済燃料貯蔵プールの燃料や原子炉内部に溶け落ちた燃料を回収してから進められることになり、作業完了までは30〜40年かかると考えられています。
政府主導のもと、廃炉作業を加速するための検討が開始され、2011年12月に、1~4号機の廃止措置等に向けた「中長期ロードマップ」の初版が決定されました。その後、2012年7月、2013年6月、2015年6月、2017年9月、さらに2019年12月に改訂されています。
改訂版では、汚染水発生量の更なる低減と、プール内燃料の取り出し、 さらに、燃料デブリ取り出しを行うために、各号機の状況に応じて、目標工程が示されています。
※3号機における燃料取り出しは2019年4月に開始しました。
「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2019-概要版-」より
廃止措置等に向けた長期ロードマップ(2019年12月改訂)
◆主な目標工程
汚染水対策 滞留水処理 |
汚染水発生量を150m3/日程度に抑制 汚染水発生量を100m3/日以下に抑制 建屋内滞留水処理完了(※) 原子炉建屋滞留水を2020年末の半分程度に低減 |
2020年内 2025年内 2020年内(※) 2022年度~2024年度 |
使用済み燃料取り出し | 1~6号機燃料取り出しの完了 1号機大型カバーの設置完了 1号機燃料取り出しの開始 2号機燃料取り出しの開始 |
2031年内 2023年度頃 2027年度~2028年度 2024年度から2026年度 |
燃料デブリ取り出し | 初号機の燃料デブリ取り出しの開始 | 2021年内 |
廃棄物対策 | 処理・処分の方策とその安全性に関する技術的な見通し ガレキ等の屋外一時保管解消 |
2021年度頃 2028年度内 |
※1~3号機原子炉建屋、プロセス主建屋、高温焼却建屋を除く
※ 詳細は東京電力(株)HPをご参照ください
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