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土佐兄弟と学ぶカーボンニュートラル(セミナ-レポート)
掲載日:2023.5.19
「カーボンニュートラル」をテーマとしたオンラインセミナーを2023年3月19日に開催しました。
第1部では、若者から絶大な支持を集める人気お笑いコンビ土佐兄弟のスペシャルステージ、第2部では土佐兄弟がカーボンニュートラル・エネルギーに関するクイズに挑戦!クイズの答えについて地球環境産業技術研究機構の秋元圭吾先生よりご解説をいただきました。第2部の様子をレポートにまとめました。
カーボンニュートラルは何故必要か?
カーボンニュートラルとエネルギーに関するクイズは全部で5問。
<第1問> 2020年10月、菅総理が脱炭素社会の実現を目指すため、何を宣言したでしょうか?
⓵ SDGs ⓶ カーボンニュートラル ⓷ サラリーマン芸人の転身
<第2問> 2015年のCOP21で採択されたのは、産業革命からの平均気温の上昇を【何℃未満】に抑える目標?
⓵ 1.5℃未満 ⓶ 5.5℃未満 ⓷ 37.0℃未満
<第3問> 日本のCO2排出量は世界で何番目に多い?
⓵ 1番多い ⓶ 5番目に多い ⓷ 10番目に多い
※正解はページ下部に
カーボンニュートラル達成のためには?
第4問は、「二酸化炭素を出さない発電方法」に関するクイズ。解答は石炭火力発電・原子力発電・天然ガス火力発電の3択です。 「小学生の頃、原子力発電の社会科見学に行ったことがある」と卓也さん。貴重な経験をされたそうです。当時のことを思い出してか見事正解。 カーボンニュートラルの達成には、温室効果ガスの中でも、二酸化炭素の排出を抑えることが大切です。特に二酸化炭素の排出量の約4割を占める発電分野での取組みが重要なのです。 秋元先生からは、日本の二酸化炭素を貯留・回収する技術についても解説いただきました。
<第4問> いろいろな発電方法がありますが、次のうちCO2を排出しないものは?
⓵ 石炭火力発電 ⓶ 原子力発電 ⓷ 天然ガス火力発電
<第5問> 日本のエネルギー自給率(国内で確保できる割合)は何%?
⓵ 約92% ⓶ 約48% ⓷ 約13%
※正解はページ下部に
遠い未来の話ではなく、自分たちも当事者である
土佐兄弟のお二人にセミナーにの感想をお伺いしました。 「僕らが思っているよりも、日本は海外にエネルギーの面で依存していることを初めて知りました。一人ができるちょっとしたこと(省エネ)がみんなの共通意識にないとカーボンニュートラルの達成は難しいんですね。」と有輝さん。 卓也さんからは「カーボンニュートラルは遠い未来のことかと思っていましたが、2050年と聞くと近い将来の話で、自分たちが当事者なんだと実感しました。今回は5問中3問しか正解が出来ませんでしたが、次は全問正解を目指して勉強しておきます!」。とご感想をいただきました。
<参加者の感想>
● 参加型のセミナーで自分ごととして捉えることができ、楽しく学ぶことができました。
● 日本の二酸化炭素排出量は5番目に多い、エネルギー自給率も13%と低い、という具体的な数字面での課題もわかりやすく、
改めて自分たち一人ひとりにできることはなんだろうと考えさせられました。
● 土佐兄弟も一緒に考えてくれたので、こちらも回答しようという意識になり、楽しみながら解説も含め、参加することができました。
● 耳にしたことのある言葉や内容でしたが、まだまだ知らないことが多く、大変勉強になりました。
● クイズ形式がとても良かった。お笑い芸人がいるとお堅い雰囲気がなく、一緒に考えている感じがして親しみやすかったです。
クイズの正解:第1問 ⓵カーボンニュートラル 第2問 ⓶1.5℃未満 第3問 ⓷5番目に多い 第4問 ⓸原子力発電 第5問 ⓷約13%
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