金属は、大きな力を加えても簡単には割れません。高温状態では簡単には割れない性質（＝ねばり強さ）が保たれますが、低温になるとねばり強さが低下する性質があります。このねばり強さが低下する現象を脆化ぜいかといいます。鉄などの金属は低温による脆化にも、高いエネルギーを持った中性子の照射を受けた場合にも脆化します。（2024年3月21日更新）