原子力発電所では被ばくを避けるために施設の状況に応じて緊急事態の区分を決めている。そのレベルとは?
1. 警戒事態(EAL AL)
警戒事態
震度6弱以上の大地震が起こった場合など、原子力施設で異常事象の発生、または、そのおそれがある段階(放射性物質の放出なし)。状況の変化に気をつける段階です。
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2. 施設敷地緊急事態(EAL SE)
施設敷地緊急事態
発電所のすべての交流電源を失った場合など、発電所から放射性物質が放出されるおそれがある段階。緊急時に備え、避難や屋内退避などの“準備”をする段階です。
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3. 全面緊急事態(EAL GE)
全面緊急事態
災害が発展して、原子炉が冷やせなくなった場合など、発電所から放射性物質の放出、または、その可能性が高い段階。放射性物質が放出された場合には、緊急時モニタリングの結果をふまえ、大気中の放射線量などをもとに、避難や屋内退避などを行うかどうかが判断されます。
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