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1. 原子力災害とは?

1.原子力災害とは?

原子力災害とは、原子力施設の事故などが原因で、放射性物質が施設の外に放出され、周辺の住民や環境に被害を与えることです。

放射線を体に受けることを「被ばく」といいます。被ばくには体の外から放射線を受ける「外部被ばく」と、食べ物や空気などから体の中に取り込んだ放射性物質によって放射線を受ける「内部被ばく」があります。

また、放射性物質が衣服や体につくことを「汚染」といい、これも外部被ばくや内部被ばくにつながります。原子力発電所から放射性物質が外にもれた場合、放射性物質が衣服や皮膚についたり、食べ物に付着して体内に取り込まれたりして被ばくにつながります。

原子力災害時には、自然放射線により普段から被ばくしている状況に加えて、原子力施設からの放射性物質により、よけいに被ばくする可能性があります。このような「被ばく」から身を守る対応を必要とされるのが、原子力災害です。